メゾ・ソプラノ/オペラ歌手の声種

このページでは、
女声の中～低音域を担当する
メゾ・ソプラノについて紹介します。

メゾ・ソプラノ

メゾ・ソプラノの概要

【音域】
Ⅱh～ｇ

【概要】
ソプラノとアルトの中間音域の女声。
メゾソプラノは、一般的に軽い声質のリリコと重い声質のドラマティコに分類される。
ズボン役といわれる美少年の役、敵役などが多い。
近年では、メゾソプラノ歌手がカストラートのレパートリーを好んで取り上げ、バロック音楽の分野でも活躍が目覚しい。
また、現在アルトの歌手がほとんどいないので、アルトの役柄はメゾソプラノによって歌われることが多い。

リリコ

【概要】

比較的軽い声質のメゾソプラノ。
コロラトゥーラを必要とされる役柄もある。

【代表的な歌手】
ベルガンサ・シュターデ・ヴァレンティーニ=テッラーニ・オッター・コジェナー・バルトリetc

【代表的な役】

ケルビーノ『フィガロの結婚』、
ロジーナ『セヴィリアの理髪師』、
オクタヴィアン『ばらの騎士』etc

ドラマティコ

【概要】
劇的表現に適した、太くて厚みのある声をもつメゾソプラノ。

【代表的な歌手】
シミオナート・コッソット・オブラスツォア・ホーン・バルツァ・バンブリーetc

【代表的な役】
アムネリス『アイーダ』、
カルメン『カルメン』、
アズチェーナ『トロヴァトーレ』、
デリラ『サムソンとデリラ』etc